中華空母の正しい使い方を中国に教えてやるスレ

1 :名無しさん@ニュースです
流れとしては

1.中華空母の特徴をおさえる
  ↓
2.中国が考えている中華空母の運用法を特徴から推察する
  ↓
3.その欠点を挙げ連ねる
  ↓
4.正しい運用法を考察する
  ↓
5.親切な誰かが翻訳して拡散する
  ↓
6.助言に従い、中国が大金をせっせと空母につぎ込む
  ↓
7.桶屋が儲かる

これを基本とする。
3 :名無しさん@ニュースです
1.中華空母の特徴をおさえる


その1.ロシア式航空巡洋艦を基礎としている
 そもそも、中華空母の基である
 アドミラルクズネツォフ級重航空巡洋艦

 とは、

 艦載した戦闘機で米機動艦隊の防空網をこじ開け、突入
 →192発の短SAM&4基の複合CIWSで群がる敵機を薙ぎ払いつつ、
 →搭載した超大型対艦ミサイルの射程内に米空母を捉えるまで突進

 というアクション映画のラストシーンみたいな戦術のために造られた、
 冷戦が生んだ米機動艦隊迎撃専用決戦兵器である。
 特徴として
 ・スキージャンプ発艦(=カタパルト無し≒爆装機の発艦が困難)
 ・アレスティングワイヤー着艦(=STOVL機以外でも運用可能)
 ・艦首に超大型対艦ミサイルVLS*12を内蔵
 ・過剰なほどの防御装備(例:米の短SAM*即応16発に対し、即応192発)
 が挙げられる。
 やってることは航空戦艦に近い。
23 :名無しさん@ニュースです
ロシア式航空巡洋艦に関しては※3で(持論を)指摘した通り、
・スキージャンプ台を使って発艦し、
・アレスティングワイヤーを使って着艦する。
という方式で艦載機を運用している。

これの利点と欠点は、
○金のかかるカタパルトが要らない=安上がり
×大重量機≒爆装機の発艦が困難
これに尽きる。

アメリカ式正規空母のような、
蒸気カタパルトでガンガン発艦させる ということが出来ないのだ。

しかも、同じスキージャンプ発艦なイギリス式軽空母と違って、
運用するのはSTOVL機じゃないから効率も悪くなりやすい。
4 :名無しさん@ニュースです
その2.控えめな防御装備
 そんなロシア式航空巡洋艦を基にしている割には、
 中華ゴールキーパー*3
 中華RAM*2
 しか防御装備を積んでいない。
 短SAMすら投げ捨てていくスタイル。
5 :名無しさん@ニュースです
その3.超大型対艦ミサイルのリストラ
   短SAMどころか、ロシア式の目玉と言ってもいい
   超大型対艦ミサイルVLSを撤廃。
   しかもその改修工事に二年かけている。

その4.艦載機拡充
   対艦ミサイルVLSを撤廃
   →そのスペースに作戦指揮区画を移転
   →さらにそのスペースに居住区・食堂を移転
   →艦載機格納庫を1000?拡大
   というパズルゲームみたいなことをしている。
   そりゃ二年もかかるわ。
6 :名無しさん@ニュースです
その5.母港は青島
    旅順の対面、と考えるとイメージしやすい?


    わざわざ中華空母のために4年かけて整備した軍港だそうな。
    いわゆる「北海艦隊司令部」。
    東海艦隊でも南海艦隊でもなく、北海艦隊なのはなぜ?
11 :名無しさん@ニュースです
弾道ミサイルの移動式発射母艦ではどうか?
12 :名無しさん@ニュースです
SLBM搭載の094型原潜があるのでハッタリ用だけど
13 :名無しさん@ニュースです
その上、南シナ海(しかもど真ん中)にはもう例の埋め立て基地
があるんだし、貴重な空母にわざわざ危ない橋渡らせる必要が無い。

ってことで、少なくとも東南アジア向けの空母ではない。
14 :名無しさん@ニュースです
となれば、仮想目標はもう一つしかない。

沖縄・東シナ海用。

そう考えれば、手間暇かけて格納庫拡張した理由も分かってくるね。
15 :名無しさん@ニュースです
その2.東シナ海で何をさせたいのか?
    一時期話題になった防空識別圏()だが、

    これ、中華空軍にとって遠すぎ&広過ぎなのではないだろうか?
    とりあえず↓これを参考として、


    中華空軍でまぁまぁ数の揃っている
    J-10戦闘機:戦闘行動半径550km
    J-11(Su-27SK)戦闘機:航続距離3530km≒行動半径1177km
    という数字を見れば、
    沖縄方面で何かあった時に駆けつけられるのはJ-11だけ、という
    事態も充分にありうるように感じられる。
    しかも数の上では中華MiG-21がまだまだ主力なのだ。
16 :名無しさん@ニュースです
カジノにしろよ。
17 :名無しさん@ニュースです
今からでも遅くないなw
20 :名無しさん@ニュースです
もっとも、
空自の主力F-15が200機に対し、
中華空軍のSu-27系統は350機以上(これに中華海軍の74機が加わる)。
AWACS*4、空中給油機*11のことも考えれば、
遠すぎる広すぎる ってことはないかもしれない。
(中華エンジンはポンコツという話もあるし、Wiki情報なので
 鵜呑みには出来ないが)

しかし、沖縄以東の”第二列島線”とやらを確保するには

さすがに届かないよね?
21 :名無しさん@ニュースです
てなわけで、
その2.東シナ海で何をさせたいのか?
という疑問に対し、
・東シナ海及び沖縄方面への航空戦力投入
という説を推す。

もちろんこれじゃあ漠然とし過ぎているから、
もっと具体的な推察をしていきたい。
22 :名無しさん@ニュースです
その3.空母に何をさせたいのか?

空母といえば、艦載機の航続距離を活かした超長距離攻撃・広域支配
が圧倒的長所なわけだが、

残念ながら、中華空母にはそれが出来ない。
なぜなら「ロシア式航空巡洋艦」を基にしてしまっているから。
24 :名無しさん@ニュースです
画像で見ると分かり易いかと思う。


ロシア式の場合、発艦位置は艦首側(青)とアングルドデッキ上(赤)
の二種類あるが、
Su-33のロシア語Wikiによれば、
青側発艦の場合はAAMのみ装備して最大ペイロード3.2t
赤側発艦の場合は最大6.5t
と解釈できる記載になっている。

この数字だけ見れば、赤側発艦する艦載機には3t程度爆装させられる、
ということになる。
が、

最大離陸重量33t−(空虚重量19.6t+最大ペイロード6.5t)=搭載燃料6.9t

最大燃料搭載量が9.4tだから、最大まで爆装する時は
燃料を7割強に抑えなきゃならない計算になる。
25 :名無しさん@ニュースです
>>24
訂正
×赤側発艦する艦載機には3t程度爆装させられる
○赤側発艦する艦載機には6t程度爆装させられる

Su-33が装備する大型対艦ミサイル(モスキート:4.5t)を
1発だけ装備出来る計算。
もっと軽いハープーン級(526?)のASMなら、
燃料満載でも4発以上積める。
31 :名無しさん@ニュースです
>>24
ロスケだけに、アカが優位なんだなw
26 :名無しさん@ニュースです
飛行甲板を最大限に使って、
積載量と燃料のバランスに気を遣って、
1機ずつ発艦させて、
それでも燃料が足りない時は空中給油装備の機体も発艦させて...

とまあ。
フル装備の機体をカタパルトでがんがん打ち出せるアメリカ式正規空母
と比較すると、果てしなく面倒臭くなるのがロシア式の宿命なのだ。
イギリス式のSTOVLみたいに、重量にあわせて発艦位置を調節することも
出来ないし、着艦時には(カタパルトほどじゃないが)金と手間のかかる
アレスティングシステムが必須。

アメリカ式よりも効率に劣り、
イギリス式よりもコスパに劣る。
どっちつかずの中途半端な空母性能。
それがロシア式航空巡洋艦である。
27 :名無しさん@ニュースです
だからこそ、ロシア(ソ連)は艦載機を防空任務に専念させ、
攻撃兵器として超大型対艦ミサイルを装備していたわけだ。
防御:艦載機
攻撃:対艦ミサイル という配分。

しかし、中華空母にはその対艦ミサイルが無い。
防御:艦載機 はあっても、
攻撃:    が無い。
その攻撃手段を潰してまで、中国は艦載機を増やそうとしている。
28 :名無しさん@ニュースです
考えられる理由は一つしかない。
アメリカ式同様、艦載機に攻撃任務を任せるつもりなのだろう。

アメリカ式よりも効率で劣るロシア式なのに。
29 :名無しさん@ニュースです
海軍が空母を欲しがる理由は二つだけ。

・洋上からの敵地攻撃
・敵機動艦隊の接近阻止

アメリカ式の場合は前者を重視した洋上基地で、
ロシア式の場合は後者に特化した決戦兵器。

当然、中国もまた「米機動艦隊の接近阻止」が目的だと考えられる。
30 :名無しさん@ニュースです
>>29
・海上護衛用

が抜けてた。空母を投入するほどのシーレーンが大陸国家たる中国に
あるとは思えんが。
32 :名無しさん@ニュースです
海の墓標
36 :名無しさん@ニュースです
案その1
対艦ミサイルを搭載した「航巡化」

「北京に米機動艦隊を近付けたくない
  ↓
 東シナ海で迎撃する ←そのための青島母港説」

拡げた格納庫をもう一度潰し、ご自慢の対艦弾道弾VLSを実装。
ロシア式に対空兵装てんこ盛りにして
米機動艦隊迎撃専用決戦兵器として運用する案。
37 :名無しさん@ニュースです
案その2
カタパルトを実装して「正規空母化」

「手間暇かけてまで格納庫を拡張した=航空機運用能力を重視説」

艦上機で米空母と張り合うにはカタパルトが絶対必須。
大連で建造中の新・中華空母はカタパルト式という噂もあるし、
正道ではある。
だたし、搭載するなら電磁カタパルト一択。
蒸気カタパルトの場合、就役即時代遅れになりかねない。
38 :名無しさん@ニュースです
案その3
母港を南シナ海に移し、現状のまま運用

東南アジアの弱小国相手にオラつく程度であれば現状でも充分。
中華空母があれば人工島なんて不動産を抱える必要もない。
それに、
日米側からすれば、動かない人工島よりも中華空母にうろつかれる
ほうが格段に面倒臭くなる。
39 :名無しさん@ニュースです
○航巡化
△正規空母化
◎南シナ海でオラオラ化 という自己採点。

旧ソ連の怪物級対艦巡航ミサイルほどの能力が対艦弾道弾にあるか? と
考えると微妙だし、
大枚はたいて正規空母化したところで米空母に追いつけるか? と
これもかなり微妙だし、
「まともなAEWを積めないスキージャンプ発艦」な中華空母の現状を考えれば、
南シナ海でオラつかせてやるのが最も効果的だと思う。

そもそも、青島に母港を作ったのがおかしいんだ。
42 :名無しさん@ニュースです
純軍事的にお勧めしたいのは南シナ海で軽空母運用案。
南シナ海を聖域にして戦略原潜飼いたいんだろ?
原潜のお守りに中華空母浮かべればいいじゃん。
日米は頭抱えるぞ。厄介さは人工島の比じゃないからな。
43 :名無しさん@ニュースです
ロシア海軍の次期航巡案も魅力的。
せっかく造るんなら、劣化クズネツォフじゃなくて
↓こーいうの↓にすればいい。


・発艦位置が+1で計4つ
・軽装備用レーン*2、中装備用*2、重装備用*2の充実設計
・英国面溢れるダブル艦橋
・お馴染みの対空重装備
・対艦VLSも健在

カタパルト式には届かないにせよ、発艦効率は格段に上がるぞ。
http://toro.open2ch.net/test/read.cgi/army/1447826563/

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